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社会が見えるこわ〜いおはなし

アマゾンのイチオシ本の情報です。貴方のお役に立ちますように。
老人のための残酷童話 (講談社文庫)
「むかしむかし、あるところに…」と始まり、いつの間にやら地獄の世界に踏み込んでいるような気持ちになる10編のお話し。
人間の終末をどう迎えるべきか、老いてもなお性や生きることへの執着は衰えず、そこに生まれるさまざまな悲劇。
御伽話の語り口ながら、現代が抱えるさまざまな問題をはらませた秀作。
引用元:社会が見えるこわ〜いおはなし
老人のための残酷童話 (講談社文庫)
「倉橋由美子の怪奇掌篇」、「大人のための残酷童話」の姉妹編とも言うべき作品。「老人の」と銘打ってあるように、生命、仏縁、老いての性欲等が相変わらずの鋭い観察眼と皮肉な眼とで描かれている。

「姥捨山異聞」は姥捨伝承を基にして、"閉じ込められた女は鬼になる"というテーゼを設け、奇抜な終末へと運ぶ展開が秀逸。「子を欲しがる老女」は人工授精への皮肉なのだが、神のコピーを作るという話に発展して哄笑を誘う。「天の川」は有名な織女と牽牛の話をモチーフにして不老不死の概念を嘲笑する。「臓器回収大作戦」は臓器移植の問題を、現世と冥界とから描いて、強烈に皮肉ったもの。「地獄めぐり」は旅行社が主催する"地獄めぐり"ツアーに参加した老夫妻のうち、妻が取る行動が見もの。男にとっては怖〜い話。

いつもながらの(ブラック)ユーモアと諧謔に満ちた作品で、世の中のせせこましい常識や社会問題を吹き飛ばしてしまう快作。もっと、作者の作品を読みたかった。


引用元:
また次のオススメをお楽しみに。


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